2014年5月22日、Mentor Graphicsは、2015会計年度第1四半期(14年2-4月)の売上を報告した。
発表によると、Mentorの2015会計年度Q1の売上は、前年比約11%増の2億5220万ドル、営業利益は164万ドルで前年比72%減だった。(※GAAP基準による会計結果)
Mentorの今期Q1の売上を製品別で見ると、大黒柱のCalibreをはじめとする物理設計ツールよりも、エミュレータを中心とした検証ツールの方が売上全体に占める割合が大きかった。
Mentorはこの4月に高速高精度SPICEのBerkeley Design Automationの買収を発表し業界を驚かせたほか、シミュレータ「Questa」とエミュレータ「Veloce」を統合した検証環境ソリューションも発表しており、大きな意味での「検証ソリューション」の拡充を図っている。
Mentorは次期2015会計年度Q2(14年5-7月)の売上を今四半期同等の2億5000万ドル程度と予測している。