プロトタイピング・ジャパンが独PRO DESIGNのプロトタイピング・ボードを販売開始
2014年3月24日、各種FPGAベースのプロトタイピング・システムを取り扱うプロトタイピング・ジャパンは、新たに独PRO DESIGN社のプロトタイピング・ボードの販売を開始した事を発表した。
PRO DESIGNは、2012年にXilinx Virtex-7ベースのプロトタイピング・システム「proFPGA」を発表し、現在Xilinx Virtex-7 XCV2000Tを搭載する製品を3種類(FPGA1個/2個/4個)リリースしているほか、増設用の各種FPGAモジュールやドータ・ボードなど包括的にプロトタイピング・システムを提供している。
※画像はPRO DESIGNのWeb上の画像「proFPGA quad V7」
同社は以前「CHIPit」と呼ぶFPGAベースのプロトタイピング・システムを手掛けていたが、2008年に同事業をSynopsysに売却し、新たなアーキテクチャーを用いたプロトタイピング・システム「proFPGA」を製品化した。
「proFPGA」のうりは豊富な拡張モジュール、ドータ・ボードによる拡張性の高さと速さで、独自の高速コネクタ仕様によりボード間のデータ転送速度は1.2Gb/秒、FPGA上のトランシーバーのデータ転送速度は12.5Gb/秒を実現する。
プロトタイピング・ジャパンは、社名の通りプロトタイピング・ソリューションにフォーカスした技術商社としてプロトタイピング・システムの提供では多数の実績を誇り、現在も複数のソリューションを提供中。かつては現在Synopsysが提供している「HAPS」も同社が提供していた。