2014年2月の世界半導体市場は前年比11.4%増の258.7億ドル、北米市場が大きく伸びる
2014年4月4日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2014年2月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2014年2月の世界半導体売上は前年同月比11.4%増、前月比1.5%減の258.7億ドルで2月の売上としては過去最高。前年比11.4%増という成長率は過去3年で最も高いものになる。単月の売上記録の更新は昨年9月以来6ヶ月連続で、単月売上が前年実績を上回るのはこれで10ヶ月連続となる。ちなみにこれまでの2月の売上記録は3年前の2011年時点での251.9億ドルだった。
今年の世界半導体市場は概ね前年比5%増の3200億ドル程度と予測されているが、1月は前年比8.8%増、2月は前年比11.4%増と順調な滑り出しとなっている。
売上を地域別に見ると、北米市場が前年比18%増と大きく成長、アジアその他地域、欧州もこれに続き2ケタ前後の伸びを示し、日本市場もほぼ前年と同水準の微減に抑えた。