2013年Q3(7-9月)世界EDA売上は前年比6.8%増の約17億2930万ドル-15四半期連続前年増
2014年1月14日、米EDA Consortiumは、2013年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2013年Q3の世界のEDA売上総額は、前年比6.8%増、前Q2比4.6%増の17億2930万ドルで、Q3としての売上記録を更新すると同時に四半期ごとの世界EDA売上総額として15四半期連続で売上前年比増を達成した。
2013年Q3の売上を分野別に見ると、PCB/MCM分野以外の全ての分野が売上増となり、IC Physical Design & Verification分野はQ2に続いて11.1%の高成長。IP分野とサービス分野もそれぞれ12.7%、10.4%と大きく伸びた。
2013年Q3の売上を地域別に見ると、ここ最近のパターン通り日本を除く全ての地域で売上前年比増を達成。最も伸びたのはやはり前Q2同様アジアその他地域だった。しかしアジアその他地域の売上は、Q1で前年比20.5%、Q2で18%増だったが今期Q3は14.4%と若干ペースが落ちてきた感がある。その反面、為替レートの影響で一人負けの状態だった日本市場は、売上の下落ペースが緩やかになりつつある。
2013年Q3時点でのEDA業界の従業員数は29967人で、前年比3.8%増、前期Q2比2.3%増となっている。
2013年Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 6億4350万ドル 1.7%Up
■IC Physical Design & Verification分野 3億6290万ドル 11.1%Up
■IP分野 4億7690万ドル 12.7%Up
■サービス分野 9350万ドル 10.4%Up
■PCB/MCM分野 1億5250万ドル 0.3%Down
2013年Q3地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 7億7070万ドル 7.7%Up
■ヨーロッパ 2億8550万ドル 6.7%Up
■日本 2億2380万ドル 8.2%Down
■アジアその他地域 4億4930万ドル 14.4%Up