13年11月の世界半導体市場は前年比6.8%増の272.4億ドル、また単月売上額の記録更新
2014年1月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2013年11月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2013年11月の世界半導体売上は前年同月比6.8%増、前月比0.6%増の272.4億ドルで、9月、10月に続いてまたもや単月売上記録を更新する好調な結果を残した。単月売上が前年実績を上回るのはこれで7ヶ月連続、前月実績を上回るのは9ヶ月連続となる。
これまで2013年の半導体売上は、Q4で大きく落ち込むが翌2014年Q1からはそのリバウンドで再び上昇という見立てが主流だったが、実際にはQ4に入り10月、11月と連続で単月売上記録を更新する好調ぶりで、2013年の売上累計額は現時点で約2780億ドルとなり、年間売上合計が3000億ドルの大台を超えることがほぼ確実となった。
2013年11月の売上を地域別でみると、北米市場が前月比4.2/前年比18.6%増と大きな成長を見せ、欧州市場もこれに続いた。日本市場も前月比では僅かにプラス、3ヶ月毎のアベレージとしては2.1%のプラス成長を示した。