13年9月の世界半導体市場は前年比8.7%増の269.7億ドル、史上最高の単月売上
2013年11月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2013年9月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2013年9月の世界半導体売上は前年同月比8.7%増、前月比3.3%増の269.7億ドルで単月売上記録としては史上最高額を記録。3ヶ月連続で単月売上記録を更新した。世界半導体単月売上が前年実績を上回るのはこれで5ヶ月連続、前月実績を上回るのは7ヶ月連続となる。
市場では今年の半導体需要はQ3がピークと言われており、半導体関連各社はQ4実績予測を控えめに抑えているが、現時点で既に今年の売上額は累計2260億ドルに達しており、昨年実績の2916億ドルを上回るのは確実と見られている。
2013年9月の売上を地域別でみると、前月比では全ての市場でプラス成長、最も伸びたのは北米市場で前月比5.7%だった。前年比では北米市場が24.3%増とずば抜けた伸びを示し、アジア・パシフィック市場、欧州市場も8月に続いて堅調な伸びを示したが、日本市場だけは為替レートの影響が大きく12.9%減という結果となっている。