Xilinx売上報告、13年7-9月は前年比10%増の5億9900万ドル、粗利益率は過去最高
2013年10月21日、Xilinxは2014会計年度第2四半期(2013年7-9月)の売上を報告した。
Xilinxの2014会計年度Q2(13年7-9月)の売上は、前年同時期比10%増、前期Q1比3%増の5億9900万ドル。営業利益は前年比17%増、前期Q1比31%増の1億6380万ドルで、前期Q1の実績には届かなかったが前年比10%増。13年Q4、粗利益率は69.5%と14年Q1と2四半期連続で更新した記録を今期も更新した。(※GAAP基準による会計結果)
同社のCEOのコメントによると、Q2は28nm製品が予想を上回る業績を叩き出し売上が8000万ドルを突破。特に有線/無線通信アプリケーション向けの「Kintex-7」の売上が好調だったとの事。
Xilinxは13年Q4(13年1-3月)までアジア地域以外の不調により、7四半期連続で売上前年割れとなっていたが、前Q1に続いて今期Q2も売上高が回復し復調傾向を明確にした。
XilinxのQ2売上を地域別でみると、前年比、前期比ともに欧州を除いた全ての地域で売上増を記録。分野別の売上では、産業機器/航空宇宙防衛、放送、民生機器/車載など主力のコミュニケーションおよびデータ・センター以外の分野が前年比2ケタ増と大きく伸びた。
製品別売上では、主力の新製品カテゴリ(Virtex-7, Kintex-7, Zynq-7000, Virtex-6, Spartan-6)の売上が続伸中で、はじめてメインストリーム製品カテゴリ(Virtex‐5、Spartan‐3、CoolRunner‐II)の売上を上回り、売上全体に占める割合を36%まで高めた。
Xilinxは、次期2014年Q3(13年10-12月)の売上を今期実績の2%減から2%増と若干振れ幅のある予測をしている。