Altera売上報告、13年7-9月は前年比10%減、前四半期比6%増の4億4590万ドル
2013年7月23日、Alteraは2013会計年度第3四半期(13年7-9月)の売上を報告した。
発表によるとAlteraの2013年Q3(13年7-9月)売上は、前年比約10%減、前期Q2比約6%増の4億4590万ドル、営業利益は前年比約28%減、前期Q2比約14%増の1億2833万ドルだった。Alteraは今年Q1(13年1-3月)で7四半期ぶりに売上前年増を記録していたが、Q2,Q3は2四半期連続で売上前年割れとなった。
CEOのコメントによると、Q3は28nm FPGAが好調で前期Q2比増を達成したとの事。尚、AlteraはこのQ3において、Intelの14nm FinFETプロセスで製造予定の次世代FPGA「Stratix 10」の最初のテストチップをテープアウトしたという。
AlteraのQ3売上を地域別で見ると、前Q2実績に対しては日本を除く地域で売上増、前年実績に対しては日本市場のみが売上増という結果で、前期Q2に対しては北米市場が最も高い15%増、前年に対してはアジア市場が18%減と大きく減った。
Q3売上を分野別で見ると、主力のテレコム/ワイヤレス分野が前期Q2よりも微増、産業向けおよびミリタリー/クルマ分野とネットワーキング/ストレージ分野がそれぞれ2ケタ増と好調だった。
製品別では、CEOのコメントにもある通り、最新の28nm製品を含む新製品カテゴリの売上が前年比27%増、前Q2比16%増と大きく伸びた。売上に占める新製品カテゴリの割合は、昨年同時期で33%だったが今年は44%にまで上昇している。
Alteraは次期2013年Q4(10-12月)の売上を2013年Q3の3%減から1%増と競合のXilinx同様、幅を持たせた予測をしている。市場の動向が読みにくい現状によるものだろう。