Xilinx売上報告、13年4-6月は前年比1%減、前四半期比9%増の5億7900万ドルで回復傾向
2013年7月18日、Xilinxは2014会計年度第1四半期(2013年4-6月)の売上を報告した。
Xilinxの2014会計年度Q1(13年4-6月)の売上は、前年同時期比1%減、前期Q4比9%増の5億7900万ドル。営業利益は前年比17%増、前期Q4比31%増の1億9290万ドルで、前期Q4に更新した粗利益率の記録を今期も更新し過去最高の69%に達した。(※GAAP基準による会計結果)
Xilinxは前期までアジア地域以外の不調により、7四半期連続で売上前年割れとなっていたが、今期はようやく昨年並みの売上高に回復し財務状況も改善させた。
Q1売上を地域別でみると、前期に対しては全ての地域で売上増を記録。前年比ではアジアに加え北米もプラスに転じた。分野別の売上では、メインのコミュニケーションおよびデータ・センター分野をはじめ全ての分野で前期に対して売上増を記録した。
製品別売上では、発売以来伸び続けている新製品カテゴリ(Virtex-7, Kintex-7, Zynq-7000, Virtex-6, Spartan-6)の売上が続伸中で、同カテゴリの売上は前期Q4よりも24%増加し、売上全体に占める割合を遂に3割の大台に乗せた。Xilinxはこの新製品の売上の勢いを維持しつつ、新たに発表したUltraScale アーキテクチャの20nm FPGA(2013年Q4)、16nm FPGA(2014年)を市場へと投入していく計画だ。
Xilinxは次期2014年Q2(13年7-9月)の売上を今期同等もしくは3%増程度と予測している。