13年3月の世界半導体市場は前年比0.9%増、前月比1.1%増の234.8億ドル
2013年5月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2013年3月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2013年3月の世界半導体売上は、前年同月比0.9%増、前月比1.1%増の234.8億ドルで、昨年11月より5ヶ月連続で前年売上実績を上回った。2013年Q1(1-3月)の売上累計と昨年同時期の売上を比較すると、今年は現時点で前年比0.9%増となっている。
2013年2月の売上を地域別でみると、北米、日本市場が前年比、前月比共に売上を落としたのに対し、欧州およびアジア市場が伸び、欧州は前月比で5.7%増、アジアは前年比で6.9%増という結果を残した。日本市場は前年比18%減と5ヶ月連続で2ケタ減となっており、市場の低迷が深刻化している。日本市場は昨年8月から8ヶ月連続で売上前年割れとなっており、アベノミクス効果は未だ半導体売上に現れていない。