富士通セミ、Synopsysの28nm MIPI M-PHY IPを用いてベースバンド・プロセッサーを設計
2013年4月10日、Synopsysは、富士通セミコンダクターが同社のIPを用いて2G/3G/4Gベースバンド・プロセッサを設計したことを発表した。
発表によると富士通セミコンダクターは、顧客向けの2G/3G/4Gベースバンド・プロセッサの設計にSynopsysの設計IP「DesignWare DigRFv4 M-PHY」と「DesignWare DigRF 3G PHY」を使用。自社のRFトランシーバLSIと開発対象のベースバンド・プロセッサのインターオペラビリティを確保するために、ターゲットとしていた28nmプロセスに対応するMIPI規格のインタフェースIPを必要としており、SynopsysのIPを採用した。これにより低消費電力のベースバンド・プロセッサをスケジュール通りにテープアウトし、量産立ち上げに成功したという。