Tanner EDA、AMS設計環境「HiPer Silicon」をバージョンアップ
2013年3月6日、アナログ/ミックスドシグナル設計統合環境およびMEMS向け設計環境を手掛ける、Tanner Research社のEDA事業部Tanner EDAは、同社のAMS設計環境「HiPer Silicon」をバージョンアップを発表した。
発表によると最新の「HiPer Silicon」バージョン16では、内蔵するレイアウト・エディタ「L-Edit」が新たに業界標準の「OpenAccess」データベースをサポートし、他社ツール環境との相互運用性が高められたほか、チーム設計向けのマネジメント機能の追加やファイルのロード/レンダリング・スピードの改善、物理検証のパフォーマンス改善などが施された。
また、フロントエンド設計向けには、同社の「T-Spice」とAldecの「Riviera-Pro」のインテグレーションによって実現した「ミックス・シグナル・シミュレーション機能」が新たに追加され、回路図エディタ「S-Edit」や波形解析ツール「W-Edit」も機能が強化された。
尚、Tanner EDAは、「HiPer Silicon」にIncentiaの論理合成ツール「DesignCraft」およびタイミング解析ツール「TimeCraft」を取り込んだ低価格なアナログ/ミックスド・シグナル設計環境「HiPer Silicon AMS」を今年2月に発表している。
最新の「HiPer Silicon」バージョン16は、既にWindows版がリリースされており、2013年Q2にLinux版がリリースされる予定。