Mentorが新製品のキャラクタライゼーション・ツールとライブラリ解析ツールを発表
2013年2月28日、Mentor Graphicsは、キャラクタライゼーション・ツール「Kronos Characterizer」とライブラリ解析ツール「Kronos Analyzer」、2種類の新製品を発表した。
発表によると新製品「Kronos Characterizer」は、標準セルや複雑なセル、I/Oパッド、カスタムマクロに対応した、高スループットの汎用セルライブラリ・キャラクタライゼーション・ツールで、独自のアルゴリズムと分散処理によって、キャラクタライズ作業を大幅に短縮することが可能。「Kronos Characterizer」の高速な処理は、SPICEシミュレータ「Eldo® Classic」との緊密な統合によって実現されている。
また、「Kronos Characterizer」には、キャラクタライズ中にデータチェックを行い、問題を検出するとリカバリ・メカニズムでモデル結果とシミュレーションをピンポイントで特定する機能が備えられており、TATを大幅に短縮可能。分散処理機能と合わせたその効率化により、従来数週間要する作業を数日に短縮することができるという。
もう一つの新製品「Kronos Analyzer」は、ライブラリの解析/検証ツールで、セルライブラリの性能、面積、電力などを比較検証することが可能。独自のライブラリ開発にも社外ライブラリの認証も利用可能で、あらゆるセル・キャラクタライゼーション・ソリューションと併用できるという。