ARMとSTマイクロが組んでMathworksのEmbedded Coderによるコード生成をサポート
2013年2月19日、ARMとSTMicroelectronicsは、ARM Cortex-MベースのSTM32マイクロ・コントローラーの開発向けにMathworksの「Embedded Coder」をサポートした事を発表した。
Mathworksの「Embedded Coder」は、Mathworksのアルゴリズム開発環境Matlab/Simulinkから組込み用のC/C++コードを自動生成するツールで、今回ARMとSTMicroelectronicsは共同で同ツールをSTMicroelectronicsのSTM32マイクロ・コントローラーの開発向けのツールとしてサポートした。
これにより「Embedded Coder」を用いてSTM32の評価ボードならびにARMのデバッガ「Keil」上で動作するSTM32ターゲットのCコードを自動生成可能となり、ソフトウェア開発者はMatlab/Simulink環境で開発したアルゴリズムからSTM32マイクロ・コントローラー向けのコードを容易に開発できるようになる。
尚、「Embedded Coder」をサポートしたARMのデバッガ「Keil」は、Simulinkとのダイレクトなインタフェースも備えているとの事。同ツールは現在特定顧客向けにベータ版が出荷されており、今年4月に一般リリースされる予定となっている。