AlteraとIntelがFPGAの製造で合意、AlteraがIntelのファブで14nm FPGAを実現
2013年2月26日、AlteraとIntelはFPGA製造に関する両社の契約締結を発表した。
発表によるとAlteraは、トライゲート・トランジスター技術を用いたIntelの14nmプロセスで次世代の20nm FPGAの更に次の世代のFPGAを製造。Intelはファウンドリとして顧客Alteraのニーズに対応する。
Alteraはこれまで競合のXilinxと同じTSMCのファブでFPGAを製造してきたが、今回のIntelとの契約を機にその戦略を大きく切り替える。
Intelは2014年に14nmプロセスでの自社製品量産を計画しているのに対し、TSMCは2014に16nmプロセスの量産を計画しており、これまで同じファウンドリを用いて競争を繰り広げてきたAlteraとXilinxの2大FPGAベンダは、今後は異なるファウンドリ、異なる製造プロセスで製品を競い合う事になる。
Intelは、既にAchronix、Tabulaといった新興FPGAベンダーのチップ製造を請け負っているが、Alteraクラスの大手向けのファウンドリ事業は今回が初。Intelがファウンドリ・ビジネスを拡大する可能性は以前から業界で囁かれており、Appleが自社プロセッサの製造をIntelに委託するかもしれないという噂話も出ていた。