日立電線がAldecのLintツール「ALINT」をFPGA開発フローに導入
2013年1月7日、論理シミュレータ他、各種ASIC/FPGA設計ツールを手掛ける米Aldecは、同社のLintツール「ALINT」を日立電線がFPGA開発で採用した事を発表した。
発表によると日立電線は、単発の設計プロジェクトではなく、社内の情報ネットワーク機器向けFPGAデザインフローにてAldecの「ALINT」を採用。バグの早期検出、自動コードレビュー、RTLコーディングスタイルの徹底などの要求を満たせるRTLレビューおよび検証ツールとして「ALINT」をFPGAデザインフローに組み込んだ。
既に日立電線では「ALINT」を用いたFPGA開発を進めており、致命的なバグの発見など効果を上げているとの事。ツールの運用にあたっては、STARCルールに基づく自動コードレビューや日立電線独自のデザインポリシーの適用など、Aldecのチームが協力したという。
Aldecの「ALINT」は昨年末にバージョンアップしており、FPGA配線リソースを最適化する新たなプレミアムルール・ライブラリを追加している。