Xilinxが設計環境「Vivado Design Suite」の無償「WebPACK エディション」をリリース
2012年12月19日、Xilinxは同社のFPGA専用設計環境「Vivado Design Suite」の「WebPACK エディション」のリリースを発表した。
今回Xilinxがリリースした「Vivado Design Suite WebPACK エディション」は、XilinxのWebサイトからダウンロードして利用できる無償のツールで、今回「Vivado Design Suite」のバージョンアップと合わせて利用が可能となった。
「Vivado Design Suite」は、今年4月に発表されたXilinxの次世代設計環境で、次の10年を見据えて開発されたもの。7月にバージョン2012.2が一般リリースされた後、この11月にはバージョン2012.3がリリースされ、マルチコア対応などエンハンスが施されていた。今回リリースされたバージョン2012.4ではサポートデバイスの拡張などが実施されている。
Xilinxは、「Vivado Design Suite」に「System Edition」、「Design Edition」、「Web Pack エディション」と3つのパッケージを用意しており、IPの統合とインプリメンテーションに関する機能については、無償の「Web Pack エディション」でも有償の「System Edition」、「Design Edition」と同じものが提供される。
Xilinxは、一つ前の世代の設計環境「ISE」においても無償のWeb Packを提供しているが、そのダウンロード件数は四半期あたり2万件に達するという。
※画像はXilinx提供のデータ