台湾の設計サービス会社IC Plus社がBerkeley DAの「Analog FastSPICE AMS」を採用
2012年12月18日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、Berkeley Design Automationは、同社の「Analog FastSPICE AMS」を台湾の設計サービス会社IC Plus社が採用した事を発表した。
発表によるとIC Plusは、高速ミックスシグナル設計検証向けにBerkeley Design Automationの「Analog FastSPICE AMS(AFS AMS)」を採用。IC Plusの担当者は、「AFS AMS」は既存の並列SPICEミックスシグナルシミュレータよりも最大4倍高速、また、「AFS AMS」はセットアップが非常に簡単で数時間のうちにに利用可能だったとコメントしている。同社では、ADCやPLLのデバイスノイズ解析も含めたポストレイアウト検証に「AFS AMS」を利用しているようだ。
「AFS AMS」は、今年11月にリリースされたばかりの新製品で、同社の業界デファクトツール「Analog FastSPICE」と市販のVerilogシミュレータを組み合わせて利用することで高速なミックスドシグナル・シミュレーションを実現するもの。日本国内では既に富士通セミコンダクターが採用している。
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Berkeley Design Automationは、「Analog FastSPICE」の成功により安定した成長を維持しており、今年11月にDeloitte社の北米成長企業ランキング「2012 Technology Fast 500」に優良企業として262位にランクされた。同社の2007年から2011年までの売上の成長率は302%だという。