12年10月世界半導体売上は前年比3.7%減、前月比1.7%増の252億ドルで17ヶ月連続前年割れ
2012年12月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2012年10月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2012年10月の世界半導体売上は前年同時期比約3.7%減、前月比約1.7%増の252.2億ドルという統計結果となった。これで世界半導体売上の前年割れは17ヶ月連続。売上合計が250億ドルを超えたのは今年に入り始めて。
今年1月からの売上累計は、2394億7000万ドルで昨年同時期の累計額と比較すると4.9%減となっており、このほどWSTSが発表した予測によると、2012年の世界半導体売上は前年比3.2%減の2899億ドルとされている。
2012年10月の売上を地域別でみると、北米が9月に続いて回復基調を鮮明に示しており、前月比8.1%増と大きな伸びを見せた。北米市場は前年比、直近の四半期ごとの売上推移のいずれもプラス成長を示している。一方で日本市場は前月比、前年比、直近の四半期ごとの売上推移のいずれもマイナス成長で状況は9月よりも悪化した。
尚、WSTSは2012年の売上を前年比3.2%減と予測しているが、その地域別の内訳は以下の通り。
北米:4.4減、欧州:10.7%減、日本:2.1%減、アジア:1.4%減