台湾のアナログ半導体ファウンドリEpisilがBerkeley DAのSPICE「AFS Nano」を採用
2012年11月6日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、Berkeley Design Automationは、台湾のEpisil Technology社が同社の回路シミュレータ「AFS Nano」を採用したことを発表した。
Episil Technologyは、パワーおよびアナログ半導体とエピタキシャル ウェハを手掛けるファウンドリで、今回アナログおよびパワーデバイスのキャラクタライゼーションにBerkeley DAの「AFS Nano」を採用した。
「AFS Nano」は、年間ライセンスの費用が1900米ドルの低コストな回路シミュレーターで、最高5000素子というキャパシティ上の制限があるため、主にブロック単位のアナログ・シミュレーションをターゲットに利用されている。しかしながら、シミュレーションの精度は上位製品の「Analog FastSPICE」と同じで正確なSPICE精度の高速シミュレーションが可能。Episil Technologyの担当者は、「AFS Nanoは従来ツールに対し10倍以上の価格性能比をもたらす」とコメントしている。