アクセスネットワークテクノロジがArterisのインターコネクトIP「C2C」を採用
2012年10月31日、SoCインターコネクト設計ソリューションを手掛ける仏Arterisは、日本のジョイント・ベンチャー、アクセスネットワークテクノロジ株式会社が同社のインターコネクトIP「C2C」を採用した事を発表した。
発表によるとアクセスネットワークテクノロジは、アプリケーション・プロセッサとLTEモデムをターゲットとするスマートフォン向けのSoC開発にArterisのインターコネクトIP「C2C」を採用。アクセスネットワークテクノロジの坂田 稔社長はその採用理由を「プロセッサ-モデム間接続のデファクトだから」とコメントしている。
Arterisの「C2C」はチップ間接続IPとして携帯関連各社が採用しており、同IPを用いることで、プロセッサとモデムのメモリの共有化を図り、SoCの低コスト化と少面積化を実現できる。
アクセスネットワークテクノロジは、今年8月に富士通が設立した携帯向けのモデムチップを開発するファブレス・ベンダで、NTTドコモ、NEC、富士通セミコンダクターの3社が出資している。