12年8月世界半導体売上は前年比3.2%減、前月比0.1%増の243億ドルで15ヶ月連続前年割れ
2012年10月2日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2012年8月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2012年8月の世界半導体売上は前年同時期比約3.2%減、前月比約0.1%増の243億ドルという統計結果となった。これで世界半導体売上の前年割れは15ヶ月連続。今年1月からの売上累計は、1894億6000万ドルで昨年同時期の累計額と比較すると4.6%減となっている。年初の時点の各業界機関の予測では、2012年は前年比数パーセントの成長が見込まれていたが、このまま行くと前年割れの可能性が濃くなってきた。
2012年8月の売上を地域別でみると、北米と欧州市場の落ち込みが大きく、日本とアジアは比較的健闘している。日本市場は前月比、前年比、3ヶ月の移動平均ともに、伸び率は最も良かった。