Tanner EDAの「HiPer Silicon」にBerkeleyDAの「Analog FastSPICE」がアドオン
2012年5月24日、アナログ/ミックスドシグナル設計統合環境およびMEMS向け設計環境を手掛ける、Tanner Research社のEDA事業部Tanner EDAは、新製品「Tanner Analog FastSPICE」のリリースを発表した。
発表によると「Tanner Analog FastSPICE」は、Tanner EDAのアナログ/ミックスシグナル設計環境「HiPer Silicon」で利用できるアドオン・ツールで、その中身はBerkeley Design AutomationのSPICEシミュレーター「Analog FastSPICE」。「HiPer Silicon」にはTanner EDAオリジナルの「T-Spice」が用意されているが、「Analog FastSPICE」はそれを補う形で複雑なアナログ/RF回路のSPICE精度シミュレーションを実現する。Tanner EDAは、業界最速のSPICEシミュレーターとしてシェアを伸ばし続けている「Analog FastSPICE」を取り込むことにより、自社のアナログ/ミックスシグナル設計環境の更なる強化を狙う格好だ。
尚、「HiPer Silicon」のアドオン・ツール「Tanner Analog FastSPICE」は、トークン方式のライセンスで提供され、1トークン当たりのデザイン容量は5万素子で価格は年間3万ドルから。購入するトークン数に応じてトークン単価は安くなる。