SamsungがSynopsysのIC CompilerでARM Cortex-A15ベースのモバイルSoCをテープアウト
2012年4月30日、Synopsysは、同社の配置配線ツール「IC Compiler」でSamsungがARM Cortex-A15ベースのモバイル・デバイス向けSoCをテープアウトした事を発表した。
発表によるとSamsungは、モバイル・デバイス向けSoCにARMの最新コア「Cortex-A15 MPCore」プロセッサ・コアを300万インスタンスで実装。同SoCは同社の32nm LP high-Kメタルゲート(HKMG)プロセスで製造され1GHzを超える動作周波数を達成した。
量産ベースでのCortex-A15プロセッサ・コアのテープアウトは今回のSamsungの事例が世界初で、SynopsysはSamsungのプロセッサ実装の要となったのは、「Design Compiler Topographical」と「IC Compiler」の「Physical Datapath」テクノロジであったと強調している。
Samsungは、昨年11月にARM Cortex-A15プロセッサ「Exynos 5250」のサンプル出荷を開始しており、2012年Q2(4-6月)に量産開始予定としていた。