Cadenceが検証ソリューションを拡充しシステム及び大規模SoCの検証を加速
2012年5月16日、Cadenceは、同社のシステム及びSoC検証ソリューションの拡張を発表した。
発表によるとCadenceは、同社のハードウェア/ソフトウェア協調開発プラットフォーム「System Development Suite」に、論理シミュレーター「Incisive」およびアクセラレーション/エミュレーション環境「Palladium XP」をベースとしたインサーキット・アクセラレーションの機能を追加。合わせてこれまでシミュレーション用途に限定されていた検証IP「Cadence Verification IP (VIP) Catalog」をアクセラレーション、エミュレーション向けにも利用可能な形に拡張した。
今回「System Development Suite」にインサーキット・アクセラレーション機能が加わった事により、共通の統合検証環境上でシミュレーション・アクセラレーションやエミュレーションを実行することが可能に。設計者はエミュレーション環境のパフォーマンスとシミュレーション環境の解析機能という双方の強みを享受できるようになり、システムレベル検証の生産性を大きく向上可能となった。更にアクセラレーション、エミュレーション向けに拡張された検証IP「Accelerated VIP」を利用すれば、大規模デザインの検証をより加速することができるという。
Cadenceは新しい「Accelerated VIP」のラインナップとして、下記インタフェース規格向けの検証IPを用意している。
-ARM AMBA AXI 3/4およびACE
-PCI Express 2.0/3.0
-USB 3.0
-10Gb Ethernet
-SATA 3
-HDMI 1.4