IPベンダ10社がAtrentaの「IP Handoff Kit」でTSMCの認証を受ける
2012年3月5日、Atrentaは、TSMCと共同開発したソフトIPの認証キット「IP Handoff Kit」実績を発表した。
AtrentaとTSMCは、昨年5月に発表されたTSMCの「ソフトIPアライアンス・プログラム」に対し、Atrentaのソリューションを用いてIPベンダのソフトIPを評価する認証フローを用意した事を発表していた。これは、TSMCの顧客が安心してIPベンダのIPを利用できるようにと用意されたプログラムで、TSMCがIPベンダと協力してTSMCのプロセス技術に対するソフトIPの最適化を進めるもの。
Atrentaの提供する「IP Handoff Kit」は、RTL解析ツール「SpyGlass」と「DashBoard」ならびに「DataSheet」と呼ばれる文書化ツールをベースとしたもので、TSMCはサードパーティーのIPを自社のオンライン・ライブラリに登録するための条件として、同キットによるコードの解析とその解析結果のレポート文書を求めている。
今回Atrentaは、同プログラムの発表から9ヶ月が経過した現時点で下記IPベンダ10社がAtrentaの「IP Handoff Kit」を利用してTSMCの認証を受けている事を明らかにした。
Arteris, CEVA, Chips&Media, Digital Media Professionals, Imagination Technologies, Intrinsic-ID, MIPS Technologies, Sonics, Tensilica, Vivante Corporation.