12年1月世界半導体売上は前年比8.8%減、前月比2.7%減の231億8000万ドル
2012年3月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2012年1月の世界半導体売上高を発表した。
SIAの報告によると、2012年1月の世界半導体売上高は前年同時期比約8.8%減、前月比約2.7%減の231億8000万ドルという統計結果となった。これで売上前年割れは2011年6月から8ヶ月連続。2012年初頭から売上が回復するとした予測が半導体大手各社より報じられていたが、1月時点では業界全体として本格的な回復には至っていない事を数字が示した。
売上を前月比で見ると日本市場が4.2%減と最も売上を落とした。前年比では欧州が16.2%減と大きく売上を落としており、欧州経済不況の影響を如実に表した。3ヶ月ごとの売上推移を見ると、11-1月の3ヶ月の売上は8-10月の売上に対して北米市場が7.6%減、欧州市場10.3%減、日本市場11.4%減、アジア市場10.7%減と軒並み10%前後の落ち込みを示している。