米Verificがパワー・フォーマットUPF2.0のパーサーを開発
2012年2月2日、EDAツール用の各種機能コンポーネントを手掛ける米Verific Design Automationは、パワー・フォーマットIEEE 1801-2009のパーサーを開発した事を発表した。
発表によると、UPF2.0の名で知られるパワー・フォーマットIEEE 1801-2009に対応したVerificのパーサーは製品としてすぐに利用可能。他のパーサー製品と同じくC++ソースコードで提供され、スタンドアロンでの利用のほか、Verificの提供するSystemVerilogやVHDLのパーサーにアドオンする形で利用することもできる。
UPF(Unified Power Format)2.0は、EDA関連の規格標準化団体Accelleraが策定したパワー記述フォーマットで、2009年3月にIEEE標準化を完了。低消費電力設計向けに電力に関する仕様をデザインに反映させるために作られた規格で、電力の定義や意図を明確化するもの。
発表に寄せられたコメントよると、既に仏DeFacTo TechnologiesがVerificのUPFパーサーをEDA製品に利用しているようだ。