STARCが次世代アナログ/ミックスシグナル設計フローで米Ororaのポスト・レイアウト検証ツール採用
2012年1月31日、ミックスド・シグナル設計向けの自動化ツールを手掛ける、米Orora Design Technologiesは、STARCが同社のポスト・レイアウト検証ツール「Arena」を採用した事を発表した。
発表によるとSTARCはアナログ/ミックスシグナル設計のTAT半減を目指す設計フロー「STARCAD-AMS」の開発にあたり、Orora Design Technologiesのポスト・レイアウト検証ツール「Arana」を評価。ネットリストからPVT(プロセス/電圧/温度)考慮のビヘイビア・モデルを生成する「Arana」のコア機能を用いる事で、シミュレーション時間を短縮できる事を確認し同ツールの採用を決めた。実施した評価では、精度誤差1%以内の高精度でポスト・レイアウト・シミュレーションの時間を200倍以上短縮。ツールが要したビヘイビア・モデルの生成およびセットアップ時間はわずか1時間以下で、通常の手作業では数週間を要するという。