SpringSoftのデバッグ環境「Verdi」とSynopsysの検証IP用デバッグ環境「Protocol Analyzer」が連携
2012年2月27日、SynopsysとSpringSoftは両社のデバッグ・ソリューションの連携を発表した。
発表によると今回SynopsysとSpringSoftの両社は、両社のデバッグ環境「Verdi」と「Protocol Analyzer」を連携させた。「Verdi」は言わずと知れたSpringSoftが提供する業界デファクトのデバッグ・ツールで、「Protocol Analyzer」はSynopsysの提供する発表されたばかりのデバッグ・ツール。「Protocol Analyzer」はSynopsysの提供する検証IP「Discovery VIP」を用いて各種プロトコル検証を行う際に利用するツールで、プロトコル・トラフィックをトランザクション・ベースでデバッグする事が可能。
今回「Protocol Analyzer」と「Verdi」が連携することで、「Protocol Analyzer」で検出したプロトコル仕様違反やエラーを「Verdi」環境に渡し、「Verdi」側で詳細な信号レベルの解析ができるようになった。これにより設計者は「Protocol Analyzer」でプロトコル動作の問題箇所を素早く特定し、その詳細な信号レベルのデバッグを「Verdi」で行うという効率的なデバッグが可能となる。今回の両ツールの連携は「Verdi」とのツール連携を実現するためにSpringSoftが提供している仕組み「VIA(Verdi Interoperable Apps)」によって実現されているという。