CMエンジニアリングが検証キット「SAQuT!」の新製品3種を発表-AXI3/AXI4 UVM対応版
2012年2月20日、LSI機能検証ソリューションを手掛けるCMエンジニアリングは、検証キット「SAQuT!」の新製品3種を発表した。
CMエンジニアリングの「SAQuT!」は、SystemVerilogによるランダム検証環境の構築を支援する検証キットで、今回発表された新製品は以下の3種類。
・SAQuT!-AXI3 Kit(UVM対応版)
・SAQuT!-AXI4 Lite/Stream Kit(UVM対応版)
・SAQuT!-AXI4 Full Specification Kit
今回発表された「SAQuT!-AXI3/AXI4(UVM対応版)」は、既存製品のUVM対応版として新たにリリースされたキットで、AXI4 KitはAXI4-LiteおよびAXI4-Stream用のキットが一つのパッケージとなっている。いずれのキットにおいても検証モデルは全てUVM1.1に準拠したUVC(Universal Verification Component)として用意されており、各プロトコルに対するUVMベースの機能検証環境を容易に構築することが可能。インターコネクトモデルには、性能モニタも搭載されており、RTLの機能検証に加えて性能評価にも利用できる。
「SAQuT!-AXI3/AXI4(UVM対応版)」は既に出荷中で、1ライセンスで複数インスタンス、複数シミュレーションに対応可能。検証対象に応じてカスタマイズすることもできる。「SAQuT!-AXI4 Full Specification Kit」は今年4月にリリースされる予定で今回の「SAQuT!-AXI3/AXI4(UVM対応版)」のリリースと合わせて受注が開始された。
※画像はSAQuT!-AXI3/AXI4 Kitのイメージ図 CME社提供