ASIPS、超小型・超低消費電プロセッサ・コア「Brownie Micro 16」の開発環境にコンパイラを追加
2012年2月20日、プロセッサ開発システム「ASIP Meister」を手掛ける国内のEDAベンチャーエイシップ・ソリューションズは、同社のプロセッサIP製品「Brownie Micro 16」用のコンパイラをリリースした。
発表によるとASIPSの提供する「Brownie Micro 16」用のソフトウェア開発環境は、GNUベースでコンパイラはGCC、デバッガはGDB、アセンブラとリンカはBinutilsをベースとしており、GDB用のシミュレーターも付属されるほかSystemCシミュレーターも利用可能。これまでは、デバッガ、アセンブラ、リンカのみの提供に留まっていたが、今回のコンパイラ提供により、C/C++でもソフトウェア開発が可能となる。
「Brownie Micro 16」は、超小型・超低消費電力アプリケーション専用のプロセッサIPとしてASIPSが開発した製品で、計測値を無線送信するモバイル・アプリケーションをターゲットとしており、具体的には医療、ヘルスケア分野、農業、生物の生態調査などで利用されるモバイル計測機器での応用を想定している。