業界の新たなアワード「2012 UBM Electronics ACE Awards」のファイナリスト出揃う
2012年2月6日、米業界紙EE TimesとEDNは「2012 UBM Electronics ACE Awards Program」のファイナリストを発表した。
「UBM Electronics ACE Awards Program」は今年から新設された新しい業界アワードで、これまでEETimesが毎年4月に発表していた「EE Times ACE Awards」とEDNが毎年3月に発表していた「EDN Innovation Awards」を統合したもの。UBM社による両業界紙の経営統合により2011年まで個別に行われていたアワードが統合された。
「2012 UBM Electronics ACE Awards」は、EE TimesとEDNの記者によって選ばれた各部門のファイナリストの中から選出され、プロダクト部門については読者による投票で受賞者が決定される。今年の投票は2月24日までとなっており、受賞者は3月27日に発表される予定。
今年のEDA関連のファイナリストとしては、「COMPANY OF THE YEAR」としてCadenceが選出されており、合わせて同社のPresident & CEO Lip-Bu Tan氏が「EXECUTIVE OF THE YEAR」のファイナリストに名を連ねている。更にCadenceは同社の製品「Wide I/O memory controller core」と「Virtual System Platform」がプロダクト部門でファイナリストに選ばれている。
EDAとしては最も近い「Software」部門のファイナリストは以下の通り。
・Cadence Design Systems「Virtual System Platform」
・Synopsys「Virtualizer」
・Microchip Technology「MPLAB X Integrated Development Environment (IDE)」
・NXP Semiconductors「JenNet IP」
・Zuken「CR-8000 Design Force」
尚、その他、今回のファイナリストで目についたのはXilinx関連。同社は「COMPANY OF THE YEAR」に選出されているほか、「Zynq-7000 EPP」、「Virtex-7 2000T」、「Spartan-6 Consumer Video Kit 2.0」の3製品がファイナリストに選ばれている。