Real IntentがCDC検証ツール「Meridian CDC」をバージョンアップ
2012年1月11日、フォーマル検証を中心とした検証ツールを手掛ける米Real Intent社は、同社のCDC検証ツール「Meridian」の最新バージョン4.0のリリースを発表した。
発表によるとCDC検証ツール「Meridian CDC」の最新バージョン4.0では、ツールの処理速度が改善され、デザインの構造解析、フォーマル解析、デザインの読み込み、GUIでのデバッグなどの各処理が既存バージョンよりも最大5倍高速化された。また、メモリ使用量も改善され、100Mゲート以上のSoCデザインのCDC解析を数時間で実行可能となった。
機能面では、ネットリストにおけるデータ、クロックのグリッチがチェック可能となったほか、シミュレーション実行中にカバレッジ情報が確認できるようになった。また、デバッグ機能の改善や、SpringSoft社のデバッグ環境「Verdi」とのシームレスな連携など、様々な形でユーザビリティが改善された。
Real IntentのCEO Prakash Narain氏によると、CDC検証ツール「Meridian CDC」はRial Intentの旗艦製品としてエンハンスに力を注いでいるという。