Network on Chipの仏Arteris、2011年は21の新規ライセンシーを獲得し売上倍増
2012年1月24日、SoCインターコネクト設計ソリューションを手掛ける仏Arterisは、同社の2011年の業績に関して発表した。
Arterisは具体的な売上額等は明らかにしていないが、2011年度の売上実績は前年比100%増以上の好成績で、主力製品のインターコネクトIP「FlexNoC」およびC2C(Chip to Chip Link IP)にて21の新規ライセンシー獲得。これにより同社のライセンシー数は累計39となった。Arterisによると受注合計の約60%は既存のライセンシー、約40%は新規のライセンシーからのもので、2011年1年間でArteris製品を用いた45件のSoC開発プロジェクトがスタートしたという。
発表に寄せられた市場調査会社Semico Research社アナリストのコメントによると、インターコネクトIP市場は2011年28.2%の成長を遂げているという事であるが、当然ながらArterisは市場の成長率を大きく上回るペースでビジネスを拡大している。日本市場においてはこれまでイノテックが代理店としてArteris製品を販売していたが、今年1月より設立した日本法人による営業を開始している。
当サイトで2011年に紹介したArterisの採用事例は以下のとおり。