カスタムIC向け自動レイアウトツールの米Ciranova社、2011年売上は前年の2倍
2012年1月6日、アナログ/カスタムIC向け自動レイアウトツールを手掛ける、米Ciranova社は、2011年の売上が過去最高を記録したことを発表した。
発表によるとCiranovaの2011年売上は2010年の倍を記録。その原動力となったのはアナログ/ミックスドシグナル・デザインのフロアプランおよび自動配置を実現するツール「Helix」で、28nm以下の設計ニーズに応えた。
Ciranovaによると、ファブレス半導体ベンダTOP10のうちの2社が新規顧客となり、複数の既存顧客から追加発注を獲得した。また、OpenAccessベースのPCell作成環境「PyCell Studio」についても複数顧客が20nmプロセスで採用したという。
微細化により配置がより複雑になった事で、Ciranovaの提案する手作業から自動化への流れが促進しているようだ。同社はSynopsys、Mentor、Intelから出資を受けている。