ミックスド・シグナルASICの米Triad SemiconductorがBerkeley DAの「Analog FastSPICE」を採用
2012年1月17日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、米Berkeley Design Automationは、米Triad Semiconductorが同社の回路シミュレーター「Analog FastSPICE」を採用した事を発表した。
発表によるとTriad Semiconductorは、アナログ/ミックスシグナル設計のブロックレベルでのキャラクタライゼーション、ならびに回路全体の検証にBerkeley DAの「Analog FastSPICE (AFS) Platform」を採用。これにより、既存のツールでは現実的ではなかった、デルタシグマ変調やフィルタなどスイッチド・キャパシタ回路全体の検証を行う事が可能となった。また、「Analog FastSPICE」は、PLLやADCのナノメータ精度の検証において、従来のSPICEと比較して10倍ものパフォーマンス向上を達成しているという。
Triad Semiconductorは、「Via-Configurable Array (VCA) 」と呼ぶ独自の特許技術でミックスド・シグナルASICを実現している。