MentorのAndroid専門チームがAndroid搭載ハイテク・ゴーグルの開発を支援
2011年12月2日、Mentor Graphicsは、同社のAndroidプロフェッショナル・サービスがRecon Instruments社のGPSマイクロ・オプティクス・ディスプレイの開発を支援した事を発表した。
Recon Instruments社は、GPSマイクロ・オプティクス・ディスプレイを搭載したハイテク・スポーツ・ゴーグルを開発するメーカーで、同社の製品「MOD」および「MOD Live」を装着すれば、雪上を滑走しながら速度、ジャンプの滞空時間、GPS位置、移動した垂直/合計距離、温度、高度、時間などの情報をリアルタイムに確認できるほか、Bluetooth機能によりスマートフォンと連動し、音楽プレイリストやメールをゴーグルのディスプレイで確認したり、内蔵されたリゾート情報やマップを表示したりできる。
これらのシステムは、Texas Instrumentsの「OMAP3」プロセッサとAndroidをベースに構築されており、その開発にあたりRecon Instrumentsは、MentorのAndroidプロフェッショナル・サービスを利用。Mentorは、「ソフトウェア・アーキテクチャ設計、シリコンのサポート、Androidソフトウェア開発を含む非常に重要な分野」を支援したという。
Mentorは、EDAツールを用いたハードウェア設計のコンサルティング・チームをワールドワイドで100人以上抱えているようだが、Embedded事業部において同様にプロフェッショナル・サービス・チームを組織しており、Linuxサービス、Androidサービス、オープンソース・ツール用Sourceryサービス、Inflexionサービス、バーティカル・プラットフォーム・サービスと大きく5つのサービスを提供し顧客のプロジェクトをサポートしている。日本国内においても「Sourceryオープン・ソース・ツール」のサポートを中心に15名以上のサービス・チームが存在していると聞く。