ARMが開発環境「DS-5」の無償Community Editionをリリース
2011年11月28日、ARMは ARM Development Studio 5 (DS- 5) Community Edition(CE)のリリースを発表した。
発表によるとリリースされた「DS-5 CE」は、 Android application developer community向けの無償のソフトウェア開発環境で、最高でJavaコードの4倍の速さでタスクを処理するARMネイティブコードの開発を支援するもの。通常版の「DS-5」よりも機能的な制限があるが、Andoroidアプリケーション開発に必要な機能は備えられており、Android NDKの生成するコードのグラフィカル・デバッガ、やプロセッサ情報の可視化機能のほかに、Android開発プラットフォームと互換性のあるコード解析ツール「ARM Streamline Performance Analyzer」の特別バージョンも装備している。Androidプラットフォームの開発者は、ARM向けに最適なLinuxを開発している非営利組織「Linaro」のWebサイト上で公開されているオープンソース・ドライバを使用して、Streamlineの機能を追加できるという。
「DS-5 CE」は、既にARMから提供されており、個人の他に年間売上10万ドル以下、従業員10人以下の企業は無償で利用できる。
? DS-5 CE: http://www.arm.com/ds5community
? DS-5: http://www.arm.com/ds5
? Linaro platform evaluation builds http://www.linaro.org/downloads/