インターコネクトIPのSonicsが競合のArterisを特許侵害で提訴
2011年11月2日、SoCインターコネクトIPを手掛ける米Sonicsは、競合にあたる仏Arterisを特許侵害で提訴した。
発表によるとSonicsは、同社の保有する技術特許7件をArterisが侵害したとして、米国カリフォルニア地方裁判所に提訴。一部報道によるとSonicsはArterisに対しライセンス契約の話を何度か持ちかけていたようだが、Arterisがこれに応じなかったため今回の提訴に踏み切った。SonicsはArteris製品7種の販売差し止めおよびライセンス料の支払いを申し立てているようだ。
ArterisはSonicsの訴えに対し、自社のインターコネクトIPはパケット方式のデータ通信技術を利用しており、共有バスとクロスバー・スイッチを用いるSonicsのインターコネクトIPとは技術的に異なると主張している。
ArterisのインターコネクトIPはここ1-2年で急速に実績を伸ばしており、既に34社とのライセンス契約を獲得。同製品分野のパイオニアであるSonicsのシェアを崩し始めている。