eSiliconとAdapteva、Magmaのインプリメント・ツールで28nmチップをテープアウト
2011年11月10日、Magmaは同社製品による28nmチップの成功事例2件を発表した。
Magmaの発表した顧客成功事例は、いずれもGLOBALFOUNDRIESの28nmSLPプロセスを使用したもので、eSiliconsはMIPSのプロセッサ・コア「MIPS32 1074Kf」をベースにした通常性能1.5GHzの3方向マイクロプロセッサ・クラスタを、Adaptevaは70 GFLOPS/Watt性能の64コア マイクロプロセッサ・アレイICをMagmaのインプリメント・ツール「Talus」を用いてテープアウトすることに成功した。
Magmaの「Talus」には、GLOBALFOUNDRIES社の28nm SLPプロセスに最適化されたインプリメント作業のマネジメント機能「Talus Flow Manager」が備えられており、eSiliconとAdaptevaの両社はいずれも同機能をベースとしたフィジカル検証ツール「Quartz」を含むMagmaのフローで設計を成功させた。また、Adaptevaは、「Talus」の他にMagmaのフロアプランニング・ツール「Hydra」、アナログ設計環境「Tita」も設計に使用したという。