ミックスシグナルの独X-FABが全プロセスノードでCadenceの物理検証ツールを認定
2011年10月6日、Cadenceは、アナログ・ミックスシグナル半導体にフォーカスしたドイツのファウンダリX-FAB社が、同社の全プロセスノード向けに「Cadence Physical Verification System」を認定したと発表した。
「Cadence Physical Verification System」は、DRCとLVSから成るCadenceの物理検証ソリューションで、デジタルおよびアナログのインプリメント環境と密接に統合されており、サインオフ検証だけでなく、インプリメント作業を進めながらの「in-design 」検証を実現することが可能。設計と検証のイタレーションを減らし、作業工数の削減と設計品質の向上に貢献する。
今回、X-FABは1.0?m-0.18?mまで10種以上ある同社の全てのプロセス・ノードにおいて、「Cadence Physical Verification System」のシリコン精度を承認。物理検証ツールとしての精度と合わせて、その生産性の高さにお墨付きを出した格好だ。
Cadenceはアナログ/ミックスシグナルの設計環境において強力なシェアを持っているが、今回の件はCadenceの「物理検証ツール」が、ミックスシグナル半導体ファウンドリの大手「X-FAB」によって認定されたという事で、多数存在するという同ファンドリの日本ユーザーにとってもインパクトのある話である。