2011年Q2(4-6月)世界EDA売上は前年比17.6%増の14億3810万ドル
2011年10月5日、米EDA Consortiumは、2011年度第2四半期(4月-6月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2011年Q2(4月-6月)の世界のEDA売上総額は、前年比17.6%増、前Q1比0.6%減の14億3810万ドル。この四半期の平均アベレージは、前年比16.3%増で好調な売上を維持した。半導体関連各社が軒並みQ3売上予測の下方修正を迫られる中、次のQ3の売上統計がどう変化するのか注目される。
分野別売上でみると、全ての分野で前年比増を達成。CAE,PCB,IPは2ケタ増となった。中でもIP分野は22.6%増と非常に好調。この1年間の平均アベレージは前年比25.1%増となっている。
地域別でみると、全ての地域で前年比増を達成。中でも北米とアジアその他地域が2ケタ増を記録した。この1年間の平均アベレージはアジアその他地域が最も高いが、このQ2売上に関しては、北米市場が前年比21.1%増と最も高い成長を示した。
2011年Q2時点でのEDA業界の従業員数は26721人で、前期Q4比1.0%増となっている。
2011年Q2の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 5億4980万ドル 19.8%Up
■IC Physical Design & Verification分野 2億8690万ドル 5.8%Up
■IP分野 3億6770万ドル 22.6%Up
■サービス分野 8880万ドル 19.9%Up
■PCB/MCM分野 1億4490万ドル 21.7%UP
2011年Q2地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 6億2610万ドル 21.1%Up
■ヨーロッパ 2億4650万ドル 8.8%Up
■日本 2億5390万ドル 17.8%Up
■アジアその他地域 3億1160万ドル 18.1%Up