高速FPGAのAchronix、自社FPGA向け設計環境でSynopsysと複数年OEM
2011年8月31日、Synopsysは、FPGAベンダAchronixへの製品OEM供給の拡張を発表した。
発表によるとSynopsysとAchronixは、両社間で進められていたFPGA向け論理合成ツール「Synplify Pro」のOEM供給を複数年に拡張する事に合意。Achronixは自社FPGAの設計環境としてSynopsysの「Synplify Pro」を顧客へ提供する。
「Synplify Pro」は、Intelの22nmプロセスでの製造が話題となった1.5GHz動作のFPGA「Speedster22i」にも適用される予定で、Achronixは「Speedster22i」に最適化したバージョンの「Synplify Pro」を顧客に提供するとしている。
Achronixは、約2年半前にMentorとの「Precision Synthesis」のOEM契約について発表していたが、今回の発表を見る限りツール環境を「Synplify Pro」に移行したようだ。