Xilinx売上報告、11年4-6月は前年比約3%増の6億1550万ドル
2011年7月20日、Xilinxは2012会計年度第1四半期(2011年4-6月)の売上を報告した。
Xilinxの2012年Q1(11年4-6月)の売上は、前年同時期比約3%増、前期Q4(11年1-3月)比約5%増の6億1550万ドル。営業利益は前年比3%減、前期比4%減の1億5440万ドルという結果だった。
XilinxによるとQ1の売上は予想を上回るもので、Virtex-6,Spartan-6,Virtex-5といった新製品に分類している製品の売上が後押しした結果。これら新製品は17%の売上増を記録している。Xilinxは今年3月より28nmFPGAの7シリーズの出荷を開始しており、今後新製品の売上にこれらデバイスの売上も加算される事になる。
2012年Q1の売上を地域別に見ると、そのシェアは北米30%、アジア35%、欧州26%、日本9%で、北米と日本が若干シェアを伸ばした分、欧州のシェアが減った。アジアは変わらず。分野別で見ると、通信分野45%、FAその他34%、コンスーマ&自動車14%、データ・プロセッシング7%で、通信分野が少し減りその分FAその他が増えた。
製品の分野別で見ると、新製品としてカテゴライズされているVirtex-6, Virtex-5, Spartan-6, Spartan-3A, Spartan-3E の売上が全売上の51%を占めた。(前2011年Q4では46%)
尚、Xilinxは次期2012年Q2(11年7-9月)の売上は今期の-3%から+1%と幅を持たせた予測を示している。