CadenceのCEO LIP-BU TAN氏の率いるVCが中国半導体産業向けにファンドを創設
2011年7月6日、米ベンチャー・キャピタルWalden International社は、中国半導体産業向けに新規ファンドを創設した事を発表した。
Walden Internationalによると、同社が創設したファンド「Shanghai Walden Venture Capital Enterprise」は、半導体産業を重点投資先とする中国で最初のファンドであり、ファンドの創設にあたり、National Development Reform Commission (NDRC:中華人民共和国国家友展和改革委員会)、Shanghai Government(上海政府)が出資。その他にも、ARM、Intersil、Samsung Venture Investment、SMIC、TSMCなど半導体関連の企業や個人投資家などが既に同ファンドに出資しており、現在その総額は5億2500万人民元(約US$80M)を超えているという。
Walden Internationalは、CadenceのCEOであるLIP-BU TAN氏が会長を務める独立系ベンチャー・キャピタルで、その関係で同社日本国内の問い合わせ窓口は、日本ケイデンス・デザイン・システムズとなっている。
尚、同ファンドへの第二回目の出資募集は、2011年年末までに実施される予定で、富士通セミコンダクターを含む複数の企業からの出資を予定しているとの事。