【48DAC】アサーション自動生成のNextOp、使った顧客はライセンスを増やす
第48回Design Automation Conferenceに出展していたNextOpのブース・レポート。
NextOpは今年が3回目のDAC出展。一昨年はスイートのみで密かに製品を紹介し、昨年はDAC前に製品リリースを発表。そして今年は早くも大手顧客のNVIDIAとAlteraがライセンス契約を拡張したというニュースをDAC前に送り出した。
NextOpは、RTLのデザインとテストベンチから機能検証用のアサーションを生成する「BugScope」を提供しているが、製品リリース後1年で早くも顧客数は2ケタに迫る勢いで、ビジネスは順調に推移しているとの事。ユーザーとしてはあらゆる機能検証手法を駆使しているような大手企業が多いようで、一度「BugScope」を利用するとその効果から殆どのユーザーがライセンスを増やすそうだ。
聞いたところ「BugScope」の最新バージョンでは、Cadenceのエミュレーター「Palladium XP」のトリガーフォーマット「SDL( State Definition Language) をサポートし、自動生成したアサーションを「Palladium XP」にマッピングする事が可能となったという事。「Palladium XP」と「BugScope」の組み合わせでより効率的な検証が可能で、実際にネットワーキング用SoCの検証において、フォーマル検証ツールを2週間使っても発見できなかったバグを「BugScope」のアサーションと「Palladium XP」を使いピンポイントで僅か2時間で発見出来たという事例があると聞いた。
※画像はCadenceブースで紹介していた「Palladium XP」と「BugScope」のコラボレーション