Synopsysの「DesignWare SATA 6Gbps IP」が標準機関の認証を取得
2011年5月12日、Synopsysは、同社の「DesignWare SATA 6Gbps IPソリューション」がSATA仕様の標準化機関の認証を取得したことを発表した。
発表によるとSynopsysの「DesignWare SATA 6Gbps IPソリューション」は、デジタル・ホスト・コントローラIP、デジタル・デバイス・コントローラIP 、ミックスドシグナルPHY IPで構成されており、これら設計用のIP製品がSATA仕様の標準化団体「Serial ATA International Organization(SATA-IO)」の6G規格準拠テストをパスし、SATA-IOの認証を取得した。
6Gbpsの転送速度は、最新のSATA仕様3.0でサポートされたもので、同バージョンではパワーマネージメント機能の強化なども実施されている。今年2月にIntelがSandy Bridgeのチップセットの不具合を発表したが、その原因がSATA3.0インタフェースだった事は記憶に新しい。
Synopsysは設計IPとしてSATA-IOの認証を得たことで、高性能なSATA 6Gインターフェイスのニーズに対して 「安心・安全」なIPソリューションをアピールしていく構えだ。
尚、SynopsysのSATA IPは、ホスト・コントローラ、デバイス・コントローラともに1.5Gbps、3Gbps、6Gbpsの全てのデータ転送速度に対応している。