OCP-IP、改編・再配布可能なOCP-TLMキットの新たなライセンスをリリース
2011年5月24日、オープンコアプロトコル(OCP)の普及団体OCP-IPは、OCP-TLMキットの新たなライセンスのリリースを発表した。
発表によると、OCP-IPはOCPのTLMモデルを開発するための「SystemC Transaction Level Modeling ( TLM ) Kit」のライセンスに新しく「relaxed version」を用意。 このバージョンは、TLMキットの改編および二次的な著作物の作成を認めるもので、半導体製品の開発以外の研究、トレーニング、仮想プラットホーム開発、コンサルティング、EDAツールのテストといった用途に利用する事が可能。OCPベース製品の開発を目的とする場合、ソフトウェア顧客への再配布も許される。
OCP-IPの提供するTLMキットは、OSCI TLM2.0に準拠したモデリング環境でサイクル・アキュレートなTL1からOSCIのLT(loosely -timed)に相当するTL4までの4つのモデリング抽象レベルをサポート。同キットは、モニター無しのバージョンであればOCP-IP非会員でも無償で利用する事ができる。