11年3月世界半導体売上、前年比8.8%増の252億6000万ドル-前月比2.5%増
2011年5月2日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2011年3月の世界半導体売上高を発表した。
SIAの報告によると、2011年3月の世界半導体売上高は252億6000万ドル。前年同時期比は約8.8%増、前月比約2.5%増という統計結果となった。
世界半導体売上は、2009年12月から2011年2月まで15ヶ月間連続して売上前年比2ケタ増を記録してきたが、この3月でついに前年比1ケタ増に落ち着いた。
四半期の売上で見ると、2011年Q1(1-3月)は2010年Q1の698億ドルに対して約8.6%増の758億ドルとなった。
地域別売上で見ると、北米の売上が前年比18.1%と大きな伸びを示しているのに対し、日本市場は0.2%増といギリギリ前年比増をキープした状況。これは震災の影響が大きいと思われる。
ゆるやかになったとは言え、世界半導体市場の成長は以前継続しており、現在のところ各調査会社の予測する「2011年は前年比4?7%成長」のライン上にあると言える。